「ハレ」と「ケ」

幸せな事
この記事は約2分で読めます。

毎週水曜日更新

わらび

こんにちはタンタンです。久しぶりの投稿となりました。

さてコロナ禍、ニュースで伝えられる事の中に街や観光地の人出の減らないことが伝えられる事があります。

本来であれば不要不急以外の外出は自粛し、コロナ感染の終息に誰もが協力すべきと思いますが、人々が外出して余暇を楽しむことや旅行に出かける事、飲食を仲間と楽しむことは人間の生来の性分として致し方ない事なのかもしれません。また、あまりにも長く自粛の生活が続き自身の精神や肉体に、本能的に健康状態を保とうとする行動なのかもしれません。

晴れと褻(け)という日本人の民俗学的概念があります。ハレ(晴れ)とケ(褻)は非日常と日常、informalとformal。

ハレ(晴れ)とケ(褻)、「ハレ」はお祭りなどの非日常などであり「ケ」は仕事などの日常をさします。平凡な日常が続くと、だんだん気分が乗らなくなってきたり集中力が失われたり、元気がなくなってしまいます。こうして気が枯れた状態がケガレ(気枯れ)であり、心や体が病んでしまうこともあります。だから気が病むと書いて「病気」といいます。そんなことにならないように「気晴らし」をしなくてはと考え、仕事を休んだりご馳走を食べたりと普段と違う日常を過ごすことで「気力」を養います。

この非日常がハレであり「晴れの日」「晴れ着」などの言葉となっています。祭りや行事、旅行や外食に心がときめく事もそうだと思います。そうすることで気が元にもどるから「元気」になるということです。

私は季節の食べ物や景色もその一つだと思います。旬な物にはその時期に必要な栄養分が含まれていたりするので体調を整えたり、美味しさで心も顔もにこやかになり自然と元気づけてくれます。また季節の移り変わりに感動し、心が豊かになり元気になれる事も。

元気に過ごしていくために疲れを癒し、美味しいものを食べ、しっかり眠る、これが日帰り旅行であれ泊りの旅行であれパワーダウンした心と体を元気にできる事の一つになるのではないでしょうか。

奈川地区のある信州の山間地は、まさに元気の源となる食べ物や景色がたくさんあり、日々の生活に新たな感動や発見があるそんな所だと思います。

久しぶりの投稿でまとまっていませんが、こんなことをニュースを見ながら思いました。

山ぶどう新芽