毎週水曜日の更新
こんにちは、ささまるです。
今年も奈川小中学校の文化祭に行ってきました!
コロナで推しのライブに行けていない私にとっては、かなり刺激的なイベントになりました(笑)
子どもたちの発表はどれも素晴らしく、昨年よりも一回り成長した姿を見せて頂きました。
放課後子ども教室のスタッフも4年目。
私自身はそんなに変わっていないのに、当時1年生だった子が4年生になり立派に発表しているのを見ていると、つくづく子どもの成長は早いなぁと感じます。
そして、今の奈川の子どもたちの成長をこの目で見ることができるのは、とても貴重で幸せな体験です。
いつも暖かく迎え入れて仲良くしてくださる親御さんたちにも感謝ですね。
私が奈川小中学校の文化祭で素敵だなと思うのは、人数の少なさをものともしないところです!
私たちの頃はだいたい1学年10人弱はいましたが、今は平均3人くらい。
1人の学年や、児童生徒のいない学年もあります。
そんな状況でもどうにかしなくてはならないというのは、きっと私の想像以上に大変なことだと思います。
しかしその分、「この人数で何ができるだろうか」とみんなが考えるようになるのは子どもたちの成長になるし、結果的にこんなにパワフルな文化祭になるのですから、人間の持つエネルギーは底知れないなと思います。
さて、せっかく子どもの話をしているので、今日は私が子どもの頃の自分に伝えたいこと、そして、今の奈川っ子たちがもしもこの先学校生活に疲れてしまったら伝えたいことを綴ってみたいと思います。
日頃仕事で子どもたちと接していると、「下の学校に通ってみたい」「将来は東京に行く!」「松本の方がお店がいっぱいあって楽しい」など、発言から街への憧れを感じることがあります。
それは当然ですし、その度に「ああ、私もそうだったなぁ」と思います(笑)
奈川の学校は人がいないから、ひとりひとりが当事者意識でなんでもやらなくちゃいけません。
街ではサボる人も多い掃除や合唱はサボれないし、生徒会は強制参加だし、気が合わない子とでもコミュニケーションを取らなければ生活できないし、ケンカしたら遊ぶ相手がいなくなってしまうし、休日は親の車がないとどこにも行けないし・・・
そんな田舎ならではの、不自由さや煩わしさを感じることがたくさんあると思います。
「もっと自由でラクなのがいいなぁ」
「街は楽しそうでいいよなぁ」
奈川っ子たちは、一度はこんなふうに思うのではないでしょうか。
しかし、私が大人になった今思うのは、嫌なことがあった分、それよりも多くのギフトを頂いていたなぁということです。
普通の人には経験できないことを、奈川で生まれ育ったおかげでたくさん経験できました。
まず、こんなに自然たっぷりのド田舎で生まれ育ったということ自体がとてもレアなので、進学して新しい友達と地元の話になったとき、必ず食いついてもらえます(笑)
ここが街であれば、子ども教室でやる工作を1人で何個も作ることなんてできないし、読みたい漫画も独り占めできないし、長期休みのおやつの時間だって、全員で同じ机を囲んでワイワイ分け合って食べることはできません。
社会科見学も修学旅行も、人数が少ない分しっかり学び、しっかり楽しめます。
今はコロナがあってできないけれど、地域の人が集う運動会も珍しいものです。
スキーやバドミントンもそうですね。
他にも細かいことを挙げればキリがありません。
大人になれば都会には好きなだけ行けるし、住むことだってできます。
もちろん人それぞれ自分に合う環境というのは異なりますが、現状、自力ではコントロールできない環境に何を見出すかは、自分次第です。
辛いことも大変なこともあるだろうけど、それもまたギフトなんじゃないかなぁ。
「あの出来事のおかげで成長できて、今の自分がある。むしろ早い段階で経験させてもらえてよかった」と、そんなふうに思えるときが絶対に来ます。
だから奈川っ子たちには、ぜひ悪いところだけではなく、いいところや恵まれているところに焦点を当てて過ごして欲しいなと(^^)
今しかできないことがたくさんありますからね!
悔いのないように!
いずれ自分の故郷を誇りに思えたら、それは人生においてとても素敵なことです。
すみません、語りすぎてしまいました(笑)
文化祭を見ていると、好きなこともなかなかできないほど忙しくて大変で、でもすごくすごく楽しかった中学時代を思い出します。
完全にお節介なので子どもたちに直接こういう話をすることはありませんが(笑)
卒業から11年経ったアラサー姉ちゃんはこんなことを思っています、というお話でした。
これからも大好きな奈川っ子たちを応援していますよ\\\\ ٩( ‘ω’ )و ////
【更新頻度】毎週水曜日+伝えたいことがある時